91.Q-ichi

目利きバイヤー山田 遊と創る Made in Kyushu

毎月1回更新!カリスマバイヤー山田遊と創る、毎日が楽しくなる九州メイドのものづくり

2周年記念 特別号
発見。こんなところが九州にあったんだ!

福岡の無形文化財保持者が作る400年の伝統を誇る博多曲物。

くしゃっとした笑顔がなんともチャーミングな柴田徳五郎さん、御年88歳。先代から受け継ぐ機械を前に一転、厳しい職人の顔になる。一晩水につけ薪釜で煮沸した杉板を機械に通し、少し曲がったところで手を使いクッと力を込めて一気に円形に―。一見簡単そうに見えるが、この時、湯気の上がる杉板の温度は約60℃。一週間くらい手が低温火傷状態だという。「70歳くらいまでは平気やったばってん、最近はこの作業はキツかー」と語る柴田さんだが、その手が止まることはない。今でも1日に200〜300個を1人で曲げるというから、いやはや元気そのものである。
杉や桧など薄い板材を曲げて作る博多曲物。弁当箱や飯びつ、茶道具など、幅広い用途をもつ福岡の伝統工芸品である。その起源は定かではないが、箱崎八幡宮の祭具として用いられていたため、明治時代には門前町の馬出地区に30軒ほどの曲げ物屋があったという。今も同地区に残るのはここ『柴田徳商店』のみ。福岡県志免町ある本家から昭和10年に独立した、400年の伝統を誇る柴田一族である。この道70年以上、今も現役でばりばり仕事をこなす当主、柴田徳五郎さんは福岡市無形文化財保持者だ。

Brand detail

福岡の伝統工芸品に指定される、博多曲物店。昭和10年、柴田徳五郎氏の父親である先代が本家から独立して開業。樹齢200年の国産木材など原料にこだわり、昔ながらの製法で作られる博多曲物は、弁当箱や飯びつ、茶道具、神具まで多岐に渡る。松竹梅や鶴亀などおめでたい絵柄を施した重箱も人気が高い。

Data:

柴田徳商店
(しばたとくしょうてん)

福岡県福岡市東区馬出2-22-22
TEL:092-651-0470

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